スペイン語の現在分詞と過去分詞って、意外と間違えやすいですよね。
なぜかと言うと、僕がそうだからです。
僕が間違えやすいことは、みんなもそうでなきゃいやだ!やだやだ!
というわけで以下の文、文構造の把握は余裕でできますですかねみなさま。
ぼくできない。
El niño está dormido. Me voy antes de que se dé cuenta.
(子供は寝てます。気づかれる前に行きますね)
まずは現在分詞と間違えた
うっかり山羊山くん、最初はほんの小手調べみたいな感じで、dormidoを現在分詞と間違えてましたよ。
El niño está dormido. Me voy antes de que se dé cuenta.
仮に現在分詞としても、「眠っている」という現在進行形な意味になって、私達日本人にとっては意味的にも間違いに気付きにくかったりします。
ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典 より
dormir:自動詞
現在分詞→dormiendo
dormidoは過去分詞です。
そして現在分詞がdormiendoです。
さらに受動態と間違える
現在分詞ではなく過去分詞であると気付きましたが、次に犯した間違いは「受動態」です。
英語で受動態を「Be動詞+過去分詞」と習ったので、その影響ですねこれは完璧。
Estarを「スペイン語のBe動詞」みたいな感覚で覚えていたので間違えちゃったんですね。
そもそもスペイン語の受動態を「Be動詞+過去分詞」で表現しようと思った場合、使うのは「Ser動詞」ですからね。
NHK出版 これならわかるスペイン語文法
動詞の非人称形 より
日本語で「~される」という受け身の言い方は、スペイン語では様々な表現を使って表すことができますが、その中の一つに「ser+過去分詞」があります。
結局、過去分詞の形容詞的用法でした
受動態じゃない過去分詞の用法っつったらじゃあ何なの?
という話になりましたならば。
答えは「形容詞」です。
NHK出版 これならわかるスペイン語文法
過去分詞 より
過去分詞は、主に形容詞として働く動詞の非人称形です。
b)過去分詞の中には、形容詞として頻繁に使われるため、形容詞として辞書に載っている語もあります。
動詞の過去分詞としてではなく、もはや独立した形容詞として辞書に載っちゃうらしいです。
ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典 より
dormido,da:形容詞
眠っている、うとうとしている
ほんとうだった。
以上を踏まえまして
ここまでの内容を踏まえまして、本日の例文を見てみましょう。
El niño está dormido. Me voy antes de que se dé cuenta.
(子供は寝てます。気づかれる前に行きますね)
dormidoは形容詞で、「眠った状態」という意味です。
それをestar動詞で一時的な状態を表現していたのですね。
現在進行形ではないですし、受動態でもないですよ。
うぇいよー!!
と、いうわけで。
dormidoとdorimiendo、似てますよね。間違えますよね。
似てませんか?
間違えませんか?
そうですか!
ひとりぼっちでしょうもない勘違いをしていた私は悲しいですが以上、dorimidoとdorimiendo、estar+過去分詞とser+過去分詞を間違えないでね!でした。
本日の参考図書
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