スペイン語の比較級 queじゃなくてdeで比べるときもあるよ

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スペイン語の比較級は、「比較の対象をqueで示す」と習います。

そう覚えておいて間違いはないですが、本日は「de」で比較されるパターンもあるよというお話です。

さて以下の文、比較の対象が「de」で示されているのは何でだかしってますですかねみなさま。

ぼくしらない。

¿Qué tal la charla?
(公演どうだった?)

Ha sido más interesante de lo que pensaba.
(思ってたよりも面白かったよ)

口が覚えるスペイン語 より

比較級おさらい

まずは比較級のおさらいから。

NHK出版 これならわかるスペイン語文法
比較 より

形容詞は、副詞másque A のような比較の対象を表す表現を伴った形容詞句を作ることができます

程度を表すmásmenosqueを組み合わせて形容詞比較級を表現できるわけですね。

más(もっと)+ 形容詞 + que~(~よりも)
menos(より少なく)+ 形容詞 + que~(~よりも)

「~と同じくらい」という比較で「tan+形容詞+como」もありますが、むつかしいことはないと思うので今日は割愛。

 

比較の対象がqueではなくdeになるとき

しかしながら、比較の対象をqueではなくdeでつなぐ場合があります。

NHK出版 これならわかるスペイン語文法
比較 より

比較の対象が、「~のこと」のような文で表される場合、次のようになります。
más + 形容詞 + de lo que + 文

比較の対象が数量や程度、「~なこと」という文で表現されるものの場合、queではなくdeで表現できると解釈できます。

この「lo」は中性定冠詞です。

「loっていまいち苦手なんだよなぁ…」という人はこちらの記事で整理しておくとよいかもしれません。

以上を踏まえまして。

本日の例文を見てみましょう。

¿Qué tal la charla?
(公演どうだった?)

Ha sido más interesante de lo que pensaba.
(思ってたよりも面白かったよ)

「去年の公演」とか「別の講師の公演」など、比較の対象が名詞句でに示せる場合はqueを使います。

しかしながら、「私が思っていたよりも」と、名詞句ではなく「文で表現するものの程度」が比較の対象なので、queではなくdeを使うということですね。

lo que pensaba」をより機械的に解釈すると、「私が思っていたこと」になります。

より状況に合わせた解釈をすると、

「私はこのくらい面白いと思っていた」といった感じですかね。

そして、その面白さを超えた面白さだったわけです。

つまり、

Ha sido más interesante de lo que pensaba.
(私はこのくらい面白いかなあと思っていたけれど、それよりももっと面白かったよ)

こんな解釈でいかがでしょうかみなさま!

うぇいよー!

と、いうわけで。

以上、比較級にqueじゃなくてdeが来てもびっくりしないでね!でした。

本日の参考図書

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