我が人生最悪の引越しを72時間で終え、岐阜から東京に戻ったのが8月の22日。
突然の父親の訃報(とほう)を受けたのが同日。
東京→岐阜の新居を経由し、急遽千葉へ駆けつけたのが8月の24日。
父親の葬儀を終えたのが8月の26日。
これでやっと岐阜の新居に戻って山積みの荷物を片付けられると思いきや。
大量にある親父の遺品整理でまたもや千葉に釘付けになった山羊山。
クボタのショベルカー、でけえ船、クレーンのついた3tトラック、ディゼール耕運機、何十と連なり並ぶ魚網。
山盛りてんこ盛りの遺品郡を前に、途方にくれるしかできない可愛いだけが取り柄のわたくしでしたが。
お陰様でこの度、第一フェーズが無事完了しましたのでご報告でございますよ!
遺品整理の第一フェーズとは
遺品の中には、大きなトラックでないと運び出せないものも多々有りました。
大人4人が手を広げてやっとその外周を囲めるほど大きな貯水タンクとか、全長4mほどの船のマスト?みたいな金属製の柱とか、トラックの荷台に載せて使うアルミコンテナとか断熱コンテナとか。
あと、クソでかいってわけではないですが、大量にある粗大ゴミとか鉄くずなどは、やはり大きなトラックに載せてゴミ処理場やスクラップ屋さんに持っていった方が効率がよいわけです。
幸か不幸か、家には親父が乗っていた、クレーン付きのトラックが残されていました。
なりふり構わずあるものはとことん使っていこうという方針のもと、マニュアル車を運転できないポンコツおじさんだったわたしは、教習所に通いATの限定解除を敢行。
無事に親父の遺品を継承し、トラック野郎とあいなりました。
しかしながら、そこへきて、トラックの車検が2024年の1月までであることが判明。
悩んだ結果、それなりに使い込んたトラックだったため、車検延長して乗り続けるという選択はしませんでした。
そんなわけで、トラックに荷物を載せてボチボチ遺品整理をやっていこうと考えていた私たち遺族は、こうして強制的にタイムリミットを設けられ、急遽「トラックじゃないと運べない、もしくは効率が悪いもの」を優先して片付けることとなりました。
名付けて、「トラックじゃないと運べない、もしくは効率が悪いものを優先して片付ける作戦」
これが世にゆう「第一フェーズ」でございます。
ゴミ処理場とスクラップ屋さんを行ったり来たり
第一フェーズ期間中は、とにかくゴミと金属を集めて、トラックに載せて、ゴミ処理場とスクラップ屋さんを行ったり来たりしてました。
金属は売れる
鉄、アルミ、ステンレス、鉛などの金属は、スクラップ屋さんが買い取ってくれます。
お金払って処分するのではなく、タダでいいから持ってってくださいって頭下げるわけでもなく、持ってったらお金もらえるんですよ。
すごくないですか?
だもんでわたしは、とにかく金属をかき集めて分別して、スクラップ屋さんに持っていきました。
最終的に、第一フェーズの分だけで30万円ほどになりましたよ!わはは!
自治体のゴミ処理場は安い
自治体には大体ゴミ処理場があると思いますが、車に乗っけて自分で持ち込むと安くなります。
1kg20円とかなので、重量のあるものを持って行っても目が飛び出るような金額にはなりにくいです。
ありがとう、地方行政!!
分解スキルは遺品整理を助く
刈払機やミニ耕うん機など、ガソリンエンジンが付いてるとゴミ処理場は受け入れてくれません。
しかしながら、分解してエンジンを取り外してしまえば、粗大ゴミとしてゴミ処理場に出せます。
そしてエンジン部分は金属と金属以外に分け、金属部分をスクラップ屋さんに持っていけば、前述の通りお金になるわけです。
トラックも売れた
散々使い倒したあとは、車検が切れる直前にトラック自体も買い取ってもらいました。
バックホーとか農具とか工具とかを買い取ってもらうため色んな人が僕ん家に出入りするようになったのですが、そういう方面の人達って、なんか、庭に止めてあるクレーン付きのトラックを見ると、すごい興味を示すんですよ。
なのでトラックは、あんま労せず売れたといいますか、引き取り手が事前に決まっていたので、「トラックの後処理」という点においてはだいぶ気は楽でしたね。
あとは、トラックの引き渡しまで、とにかくゴミや金属を処分することに集中です。
と、いうわけで
駆け足で遺品整理の第一フェーズを振り返ってみましたが。
遺品整理って、なんといいますか、断捨離ですよね。
ミニマルライフでやることとそんなに変わらないといいますか。
売れるものはネットフリマに出して、出せるものはゴミに出して、出せないものは分解。
そして金属はスクラップ屋さんで買い取ってもらう。
とにかくこれを繰り返す日々でした。
前述した通り買い取り金額で言うと30万円ほどの金属がでてきましたが、一般家庭でこれだけのスクラップが出るのってそうそうないのではないでしょうか。
腕に覚えのある一般家庭金属スクラッパーのみなさまはぜひ山羊山家に挑戦してきてください。
第一フェーズがあるということは、
第一フェーズがあるということは、第二フェーズがあるということです。
第一フェーズには「トラックの引き渡し日」というリミットがありました。
もちろん、早く終わるに越したことはありませんが、第二フェーズには明確なタイムリミットはありません。
それなので、2024年は自分の時間を大切にしつつ、遺品たちをネットフリマでのんびりと売って行こうと思いますよ。
実際、余裕のなかった2023年が明け、2024年はお陰様で徐々に自分のペースを取り戻しつつあります。
高く跳ぶためには一度深く沈み込む必要がある。
そんなコトワザ?もあるようですし、きっと、わたしはこれから高く飛んでどこかへ突き抜けてゆくのでしょう。
そんな未来を想像しつつ、今年もよろしくお願いいたします!
以上、遺品整理も第一フェーズが終了したよ!でした。
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