日本語にない韓国語の品詞区分 存在詞・指示詞を逆説構文「는/ㄴ 데」で学ぶ

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こんにちわ。

いらっしゃいこのやろう。

みなさまでしたら以下の日本語から、韓国語を組み立てろと言われたらできますですかね。

ぼくできない。

「友達は留学生なのですが、日本語がとても上手です。」

 

例文は 口が覚える韓国語 より

ヒントいる?

ノーヒントでいきなりやれと言われてビックリしてしまった人も中にはいると思うので、ヒントをいくつか用意しておきますね。

ヒント1:使用単語

本日の例文を韓国語で組み立てる際に使用する単語は以下です。

「友達は留学生なのですが、日本語がとても上手です。」

友達:친구
留学生:유학생
である:이다
日本語:일본어
とても:아주
上手にする:잘하다

ヒント2:より直訳的な日本語

韓国語をそのまま日本語にしました~みたいな例文がこちら。

「友達は留学生ですが、日本語をとても上手にします」

ヒント1と合わせてご参考ください。

ヒント3:逆説用法

逆説を意味する「~ですが、」は、韓国語では「는/ㄴ 데」を使います。

NHK出版 これならわかる韓国語文法
逆説・背景・前提 より

Ⅰ-는데、Ⅱ-ㄴ 데は前提や背景を表したり、逆説を表したり、さまざまな意味を表します。
動詞・存在詞・形容詞・指定詞で語尾が異なります

日本語の活用などと同様に、韓国語も語尾を変化させてさまざまな表現をします。

しかしながら、韓国語は品詞によって語尾の変化の仕方が異なってきます。

若干注意が必要なのは、日本語にはない品詞区分である「存在詞」と「指定詞」でしょう。

指定詞とは

とは言へそこまで身構える必要はありません。

その全体像は、指で数えられる程度のものだからです。

指定詞とは。

NHK出版 これならわかる韓国語文法
不規則用言の活用 より

指定詞は-이다(~だ、~である)と아니다(~ではない)の2つのみです

指定詞は、

이다
아니다

この2つだけだと覚えておけばOKです。

そして、이다は本日の例文にもあるような「留学生である」という場面で使われます。

存在詞とは

ついでに、存在詞とは。

NHK出版 これならわかる韓国語文法
用言と活用 より

存在詞:있다(ある、いる)、없다(ない、いない)

存在詞も2つだけ。

これなら余裕で覚えられますね!

逆説表現「는/ㄴ 데」の変化パターン

韓国語の語尾変化には、「パッチムの有無」や「語幹の陽母音・陰母音」といったいわゆる「文字の形」を素にしたパターンがあります。

しかしながら、この「逆説の는/ㄴ 데」は少し違います。

「時制」や「品詞」による、「文法」を素にした変化パターンとなります。

例として、指定詞이다の変化パターンは以下のようになります。

이다
非過去:인데
過去:있는 데

山羊山ご贔屓の文法書にはこの他全てのパターンが網羅されておりますので、興味があったらペロペロしてみてください。

NHK出版 これならわかる韓国語文法
逆説・背景・前提 参照ノコト。

以上を踏まえまして。

本日の例文を韓国語で組み立ててみましょう。

友達は留学生なのですが、日本語がとても上手です。

使用する単語は以下でしたね。

友達:친구
留学生:유학생
である:이다
日本語:일본어
とても:아주
上手にする:잘하다

試しに並べてみましょう。

친구 유학생이다 일본어 아주 잘하다.

並べたら、これに格助詞をくっつけます。

친구 유학생이다 일본어 아주 잘하다.

どうでしょうか。

格助詞イケましたかね?

ではこのまま動詞も変化させます。

친구는 유학생이다 일본어를 아주 잘해요.

そして本日の本題。

「~ですが」と逆説表現に変化させましょう。

・逆説は「는/ㄴ 데」を使う
・「는かㄴ」は「過去か非過去か」で判断

この辺も大丈夫でしょうか。

では例文の時制を見てみましょう。

友達は留学生なのですが、日本語がとても上手です。

「留学生なのですが」となっているので、現在の話です。

つまり、非過去の인데が適用されます。

친구는 유학생이다 일본어를 아주 잘해요.

친구는 유학생인데 일본어를 아주 잘해요
(友達は留学生であるのですが、日本語がとても上手です)

どうでしょうか。

逆説表現を含んだ韓国語の組み立て、イケましたですかね?

イケた人、ウェイヨー!!

イケなかった人も、文法発筋使ったのでウェイヨー!!

と、いうわけで。

今日挑戦したように、日本語から韓国語を組み立てるトレーニングを、外国語の筋肉的に「発筋トレーニング」と呼んでいます。

勉強しているのになかなか韓国語を話せるようにならない、口から出てこない。

そんな悩みを抱えているみなさんには、この「発筋トレーニング」が足りていないのかもしれません。

ちなみに、読んだり聞いたり、韓国語を受け取り、それを日本語に解釈していくトレーニングが「受筋トレーニング」になります。

外国語の筋肉を知り、自分に足りない筋肉、つまり、自分に必要なトレーニングを見直してみると、外国語学習の効果が劇的に変わるかもしれませんよ。

そんなわけで以上、時制で変わる逆説の語尾!でした。

本日の参考図書

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