僕は中国語の「了」が嫌いです。
なぜならば意味とか用法がたくさんあるからです。
文中に「了」が出てくると、「この了はなんの了だ?了かな?それとも了かな?」と僕はポンコツになります。
僕と同じように、中国語の「了」に苦しみ悶えている人はきっとたくさんいることでしょう。
この際ですから、僕と一緒に「了」をtogetherしませんか。
まずは大きく「了」を捉える
用例の稀な「了」は一旦置いときまして、まずは使用頻度の高い用法を2つ押さえましょう。
ひとつは「語気助詞の了」。
もうひとつは「アスペクト助詞の了」です。
「2つだけでいい!」と思うと、だいぶ心が軽くなりませんか?
語気助詞の了とは
文末に置かれる文末助詞のうち、語気助詞は発話者の態度や気持ちを表すものです
さらに 語気助詞 了 より
新たな事態の発生を確認すること、または変化に気付くことを表わすものです
NHK出版 これならわかる中国語文法
語気助詞 了 より
「この説明を読んでもいまいち上手く飲み込めないのですが、、、」という人も、まずは「文末に置かれる」という点だけ押さえておけばOKです。
アスペクト助詞の了とは
NHK出版 これならわかる中国語文法
アスペクト助詞 より
動詞の後ろに付加して、「完了、継続、経験」をそれぞれ表す“了le、着zhe、过guoはアスペクト助詞(または動態助詞)と呼ばれます
もしこの説明でも頭パーンなった人は、とりあえず「動詞の後ろに置く了」とだけ覚えておきましょう。
「了」攻略の第一歩は、了の位置
「了」の置かれている場所が文末なのか、それとも文中(動詞の後ろ)なのか。
まずはそこが最初の判断の基準になります。
もちろんこれだけで100%正確に「了」を読み解けるわけではありません。
しかしながら、あれもこれも一度に考え過ぎるとそれはそれで頭パーンなって「結局わからん」で終わってしまいます。
手順をひとつひとつ確実に積み重ねて行きましょう。
と、いうわけで
中国語のお勉強中に「了」が出てきたら、文末なのか、文中動詞の後ろなのか、了の位置に注目してみて下さい。
これが中国語の「了」攻略最初の一歩です。
次回より、例文を交えてそれぞれの用法を攻略していきます。
そんなわけで以上、「了」攻略手順その① 了の位置でまずは語気助詞かアスペクト助詞かを判断しよう!!でした。
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