僕は中国語の「了」が苦手です。
前までは「嫌い」だったんですけど、若干和らいで「苦手」って程度になりました。
前の記事で、「了」の大まかな捉え方を整理できからですかね。
うわぁこの記事は一体誰が書いたんだろう。
うわぁきっとこの人は頭がいいに違いない。
うわぁうわぁ。
本日は引き続き、語気助詞の了に一歩踏み込んでいきたいと思いますよ。
語気助詞の了とは
前回のおさらいをすると、「文末の了は語気助詞」でしたね。
前回はとっちらかっている「了」を大雑把に捉え、頭の中を整理する事が目的でした。
そのため意味や用法はとりあえず後回しにしたわけなのですけれども。
今回はその後回しにしていた意味・用法を掘り下げていきたいと思いますよ。
感情の表現と、事態の変化は同じことと考える
NHK出版 これならわかる中国語文法
語気助詞 より
文末に置かれる文末助詞のうち、語気助詞は発話者の態度や気持ちを表すものです
さらに 語気助詞 了 より
新たな事態の発生を確認すること、または変化に気付くことを表わすものです
「話者の気持ちを表す」「事態の発生や変化を表わす」と解説にあります。
「気持ちの表現」と「事態の変化」。
「語気助詞の了には2つの用法がある」という理解でも良いっちゃぁ良いです。
しかしながら実はこれ、1つにまとめる事ができるのです。
私達が喜んだり、驚いたり、怒ったり、悲しんだり、「気持ちが動く時」とは、どんな時でしょうか。
期待しない方へ物事が変化したり、思わぬところでよい出来事が発生したり、予想外の悪いニュースが飛び込んできたりと、様々あることでしょう。
しかしながら、そのいずれの場合にも言えることは、「物事の発生や変化が伴っている」ということです。
物事が変化するから、私達の感情も動く。
つまり私達の「感情が動く時」というのは、「物事が変化・発生した時」なのです。
そう考えると、
語気助詞は発話者の態度や気持ちを表すもの
新たな事態の発生を確認すること、または変化に気付くことを表わすもの
この2つの用法が別個のものではなく、語気助詞の了の根っこの部分をイメージできるのではないでしょうか。
個別に暗記していた「了」
みなさんにも、「こういうものなんだろうな」と丸暗記してきた了がたくさんあると思います。
就要~了や快~了、不~了に始まり、別~了、太~了などなど。
実はこれら全て、語気助詞だったというわけです。
(今までいなかったけど)もうすぐ来るよ
(今までやってなかったけど)やるべきだよ
(ずっとやってるけど)やめなよ
(ずっとあったけど)なくなるよ
語気助詞が使われているということは、こういった事態の変化や発生が起きているということです。
その結果として、
楽しみだね!
もうすぐだね!
その方がいいね!
やばいよ!
残念だね!
そーんな気持ちの現れも、語気助詞によって浮かび上がってくるのですね。
と、いうわけで
「了」攻略手順その2は、「文末に了があり、語気助詞と判断したら、事態の変化や発生、そして話者の気持ちを読み解いてゆこう」でした。
「語気助詞」に関しては以下の記事でも触れておりますので、興味があったら読んでみてください。
興味ないですか?
そうですか!
また次回お愛しましょう!さよならこにちわこれいくら!
イクラって実は美味しいと思ったことないです!
ごめんなさい!
本日の参考図書口が覚える中国語
これならわかる中国語文法
外国語の筋肉 いちばん最初に読む外国語の本
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