さてみなさま以下の文。
个を含め文構造の理解はできてますですかね。
ぼくできない。
我们找个什么地方喝一杯
(私たちはどこかで一杯やりましょう)
例文は 口が覚える中国語 より
単語の意味
我们(私達:人称代名詞)
找(探す:動詞)
个(個:数量詞)
什么(何か:代詞)
地方(場所:名詞)
喝(飲む:動詞)
一杯(一杯:名詞)
一般的には「一個、二個」のように個数を表わす「个」という単語ですが。
「找个什么地方」ではどのような文構造になってるのでしょうか。
「一个」の「一」は省略される
言語が中国語に代わっても、頼りになるのはこちらの文法書でございますね。
こうした範疇・部類を表わす用法では、”一”を省略した量詞”个”のみの形で使用されることが少なくありません。
NHK出版 これならわかる中国語文法
量詞(名量詞) より
やっぱりね。
何となくそんな気はしてました。(ほんとだよ)
「找一个什么地方」なら、「どこかひとつの場所を探して」と理解しやすくなりますね。
「地方」の数え方は「个」でいいのか
次に気になるのは「地方」という名詞の数え方です。
果たして「一个、二个」という数え方でよいのでしょうか。
中国語のオンライン辞書はWeblioが優秀です。
「一个地方」の用例がたくさん出てくるので、数え方は一个、二个でよさそうです。
一応他に考えられそうな量詞でも探してみましたが、該当なしでした。
一所地方
一坐地方
「●個かそこら」という使い方もある
動詞 + 个 の後ろに数詞が来てたら「●個やそこら」という使い方もあるようです。
他在上海住了个两三天
(彼は上海に2,3日かそこら滞在した)
ただ今回の例文には找个の後ろに数詞はないのでこの用法には当てはまりません。
こんな使い方もあるよ、と頭の片隅においておく程度でよいでしょう。
というわけで、
我们找(一)个什么地方喝一杯
(私たちはどこか一箇所探して一杯やりましょう)
と数詞を補ってやればスッキリ!
単独で現れた个を見て「なんだこれは?」となったら、数詞の省略を疑ってみるのが一つの手ということでございますね。
以上、一个の一は省略されることもある!でした。
本日の参考図書
コメント