我が人生最悪の72時間:無期限延長戦②クボタのパワーショベル・バックホーを動かそう後篇 バッテリー断線

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我が人生最悪の引越しを72時間で終え、岐阜から東京に戻ったのが8月の22日。

突然の父親の訃報(とほう)を受けたのが同月同日。

岐阜の新居を経由し、急遽千葉へ駆けつけたのが8月の24日。

父親の葬儀を終えたのが8月の26日。

これでやっと岐阜の新居に戻って山積みの荷物を片付けられると思いきや。

大量にある親父の遺品整理でまたもや岐阜に帰れず、今度は実家の千葉に釘付けになった山羊山。

遺品整理の前に、岐阜の新居に戻って自分の荷物を整理したいのですが。。。

現在は数ある遺品の中のひとつ、クボタのバックホー相手に悪戦苦闘中。

売るにしても譲るにしても、動くのか、それとも動かないのかははっきりさせておきたいところ。

前回の記事で、バッテリーの充電はなんとかできましたが…

今度は配線が断線です。

バッテリー配線自作に挑戦

充電しようとバッテリー外した時に勢い余って線を千切ってしまったようです。

僕は以前、キャンピングカーの購入を結構本気で考えていた時期もありました。

そして車は要らなくなった

日常のお買い物は徒歩と自転車で充分。

壁も薄くないからキャンピングカー生活をする必要もない。

つまり結論、車を買う必要がなくなってしまったわけです。

キャンピングカーに付随するサブバッテリーシステムについて結構調べましたから、バッテリーに関する知識はそれなりにある方だと思っています。

試行錯誤はあるでしょうが、やろうと思えば、サブバッテリーシステムも組めると思います。

ただですね、バッテリーを繋ぐ線を自分で作らなきゃいけなかったりするので、自分でバッテリー組むことはないだろうなあって思ってました。

今は便利なポータブル電源の進化も目覚ましいですし。

実際、Ankerのポータブル電源買ってますし。

そんなわたしがですね。

こうして、ホームセンターに、バッテリー配線の材料を買いに来てるわけですから、やはり人生というのはどう転ぶかわかりませんね。

ホームセンターにはプロフェッショナルが常駐してるという誤解

とりあえず千切れた線を持ってホームセンターに向かいます。

サービスカウンターで担当の人呼んでもらって、事情を説明します。

が。

説明しても、わかってんだかわかってないんだか、微妙な反応。

ついつい「わかる人、います?」みたいな事を言ってしまったのですが、店員さんはお店の事情を腹を割って話してくれました。

「担当とは言へここに詰めているのはみんなパートのおばちゃん。専門家ではなく結局商品知識がちょっとだけある一般人なので限界があるんですよアハハっ」

要約するとこんな感じなんですが、確かに言われてみればそうですよね。

あんだけの商品数があって、それをすべてエキスパートレベルでカバーする、広くて深い知識を要求するのは酷な話ってもんです。

一緒に考えるスタンス

ホームセンターに行けば何でも知ってる店員さんに何でも教えてもらえる。

僕はそんな勘違いをしていました。

なので僕は、一方的に教えてもらうでなく、ホームセンターの店員さんと一緒に考えてみることにしました。

運よくDIYオタクに片足突っ込んだ社員さんがいたので、一緒に頭を捻ります。

んで、結局、僕がかなり凝り固まった考えをしていたのがそもそもの間違いだったことに気づきます。

まったく同じ材料を揃えて、全く同じ構成にすることばかりに考えが凝り固まっていました。

でも結局、配線というのは、電気が流れれば取り敢えずいいわけなんですよね。

と、いうわけで、考えをシンプルにして、配線自作に必要な材料を適当に見繕うことができました。

圧着工具だけは無かった

工具類は結構充実してる親父の遺品ですが。

圧着工具だけはなかったんですよね。

多分、親父のことだから他の工具で「おりゃっ」と代用してたんだと思います。

僕は素人なので、圧着工具を使わしてもらいますよ。

ロブスター!!っつーかロブテックス?

まさかの配線自作。

繰り返しで恐縮ですが、キャンピングカーDIY系のYoutube動画見てて、配線含めてバッテリーシステムの自作は絶対にやらないだろうなって思ってました。

だって、バッテリー繋ぐ線を自分で作らなきゃいけないっておかしくないですか。

IphoneでもAndroidでも、モバイルバッテリーに繋いで、スマホ充電する用のケーブルって、コンビニでも100円ショップでも買えるじゃないですか。

自分で作らないですよね。

そこに来てですね。

バッテリーの容量とか電圧とか電流がちょっと(?)大きくなったくらいで、なんでコンビニとか100円ショップで買えなくなるんだって話なんですよ。

しかも、線を作る時に使う圧着ペンチが凄い固そうで、みんな難儀してるじゃないですか。

カチカチに凍ったバニラアイスをスプーンで削る時みたいに、ありゃ手を痛めますよ完璧。

そんなわけですから、まさかバッテリーの配線を自作する日が来るとは夢にも思って無かったわけなんですよ。

初めての自作

腐食してるっぽいし、これと同じカプラー?を探せる自信がなかったので、失敗したら終わりと思って凄い集中して作業しました。

なので途中経過の写真はないです。

Youtuberさんなんかは作業しながら、写真どころか動画撮ってるってんだからすごいなあって思います。

僕はDIY系Youtuberにはなれそうもありませんね。

できたw

ランプついた!!

とりあえずナットは全部閉めずに仮止め。

キーをさして恐る恐るOnにしてみます。

ランプ点灯!

今度はランプが勝手に灯きましたよ!!

初めての自作バッテリー配線、成功!!

これは嬉しい!

なまら嬉しい!!

忘れないうちにこの気持ちを詩にしたためておこう!

バックホゥ、前に進めど バックホゥ

破裂音とともに

このまま勢いに乗ってエンジン・イグニッション。

したら「パァンッッ!!」という破裂音と共に今度はランプ消灯。

昨日までの僕だったら、こんな破裂音なんか聞いた日にゃ、顔面がブルーレイDiscコンプリートBOXになっていたかもしれません。

でもですねえ、なぜだか僕この時すごい自信があったんですよ。

「ぁあ、ナットが仮止めで締め付けが甘いから、スパークで弾かれたか何かしたかな」

ってな具合で。

エンジンが勝手にかかった!!

今度はナットをしっかり締めて、キーをオン。

ランプ点灯。

再びエンジンスタート。

今度は破裂音もなく、2秒ほどの力強いセルモーターの回転の後に、エンジンが吹き上がります。

かかった!エンジンがかかった!!

エンジンが勝手にかかりましたよ!!

感無量のバックホー

バッテリー衰弱からの充電。

そして断線から配線自作を経て、動かなかったバックホーを、動くバックホーへと蘇らせた山羊山。

この達成感は、この世の言葉で言い表すのは少しむつかしいかもしれません。

世にDIY系Youtuberさんがきのこたけのこの如くいらっしゃいますが。

みなさまの気持ちが今ならすごくよくわかりますですよ。

次回は穴を掘る

ついにバックホーのエンジンがかかりました。

エンジンがかかったからには、今度は実際にバックホーを動かしていこうと思いますよ。

そうです、ぐぁーっとやって、ぐぉーっとやるんです。

次回、バックホーで穴を掘ろう!です。

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