我が人生最悪の引越しを72時間で終え、岐阜から東京に戻ったのが8月22日18時頃。
退去する部屋の掃除中、親父の訃報(とほう)が届いたのは同日20時頃。
このタイミングで、親父が死にましてね。
我が人生最悪の72時間、延長戦に突入です。
一旦岐阜に戻る
現在地は東京のシェアハウス。
しかしながら、荷物の搬出は終わり、明日退去なので当然荷物は何もありまへん。
実家は千葉なので東京から行けばすぐですが、葬儀に参列するにも数日生活できる荷物を用意する必要があります。
なので、装備を整えるためにも一旦岐阜に戻らなければなりません。
◆我が人生最悪の72時間 これまでの経緯
東京 スタート
↓
岐阜
↓
東京
↓
岐阜
↓
東京 ●今ここ
↓
岐阜
↓
千葉
ほんとタイミングの悪さったらないよ、おやっさん。
明日の岐阜行きの昼行高速バスはすでに予約済み。
ここで焦っても生姜がないのでとりあえず今日は東京のシェアハウスで休息をとることにします。
髪を斬る
葬式に出るんだったら伸ばしっぱなし荒れっぱなしの髪の毛を斬らなければなりません。
実家に向かうため、明日は早朝出発になりますから、髪を斬るタイミングは今乗ってる高速バスが岐阜に到着した後の、今日の夕方しかありません。
高速バスで移動中、葬儀屋さんとメールでやり取りをしつつ、ホットペッパービューティーで岐阜駅近くの床屋さんの予約を入れます。
堀江貴文さんは移動時間を上手く使ってスマホで仕事してるって言ってましたが、こんな感じなのかななーんてなことも考えたり。
高速バスが夕方到着予定でヒヤヒヤでしたが、無事18:30の予約に間に合いました。
美「今日はどんな感じで?」
山「明日葬式なのでカッコよくしてください」
美「はいかしこまりましたぁーあ!!」
ほいでこの美容師さんが強者曲者ででしてね、東京から来ましたよとか事前情報なにも無しに、
美「お客さん、前は東京で髪斬ってました?」
とか聞いてくるんですよ。
ビビるじゃないですか。
なんか、カットの仕方にも地域性みたいなものがあるみたいで、わかる人にはわかるらしいです。
やっぱりプロの世界は凄いなあ、と暁に想いました。
荷物に埋もれながら、新居を出発
新居に到着して落ち着いたら、この荷物の山を、清く、正しく、美しく、そして機能的に配置していくのを楽しみにしていました。

が。
長男の私は一応喪主なので、葬儀に出席しなければなりません。
必要な荷物をMont-bellの巨大バックパックに詰め込んで千葉へ向かいます。
間取り1kなのでまあ、手前にも荷物あったりします。

これでよくもまあミニマリストなんて言ったものだ。
これは我が家の太陽熱エネルギーシステム。

ガスまだ契約してないんすよ。
何でも、在宅中じゃないとガス開通できないようで。
蛇口から出てくる水では、夏と言えどもシャワー浴びるには冷たくて厳しい。
なのでこうして常温に晒しておけばガス無しの常温シャワーでイケます。
少なくとも夏の間は。
熱海で途中下車の旅
とりあえず1ヶ月は生活できるだけの荷物をモンベルの巨大バックパックに詰め込んで早朝の出発です。
2ヶ月ほどフィリピンとか中国に滞在してたことがあるので、旅人用のアイテムとかは一応一通り揃ってるんですよ。
葬儀屋とのリアル打ち合わせに間に合わなかったので、熱海で途中下車してオンライン参加です。
◆我が人生最悪の72時間 経緯おさらい
東京 スタート
↓
岐阜
↓
東京
↓
岐阜
↓
東京
↓
岐阜 ●さっきまでここ
↓
熱海 ●今ここ
↓
千葉
熱海のカラオケボックスに入ってウィーフィー拾ってテレビ電話繋ぎましょう。
と、思ったら、まさかのカラオケボックス満室。
しかもカップルが空くの待ってる。
夏休みの!熱海まで来て!カラオケって!みんな何を考えているの!!
海行けよ、海!!
しかたがないのでマックのガヤガヤした中でテレビ電話を繋ぐ作戦に変更です。
ぼくケチなので、テレビ電話のために携帯会社のインターネット使いたくないんですよ。
マックシェイク注文しつつ、念のためウィーフィー使えるか尋ねたら、店員さんが「???」みたいになって、偉い人呼ぶことに。
偉い人がインターネットつなぐマニュアルみたいのを裏から持ってきて、「この説明書の通りに操作試して下さい」とゆわれる。
えっ、マックでFreeウィーフィー使ってインターネットってそんな大袈裟なの?!
スターバックスみたいに普通に使えるもんだと思ってました。
いざ千葉へ
別に俺が参加しなくても問題はなかったような気がしないでもないですが。
葬儀屋とのオンライン打ち合わせも終わり、再び千葉へ向かいます。
横浜の戸塚から千葉県房総半島まで乗換なしの一本でイケる電車とかあってビビる。
電車に乗りながら時刻表調べられるとか、乗換案内も便利になったものだなあ。
千葉到着
田舎なので、電車の時間になると駅前にはお迎えの車が並びます。
僕は迎えを頼みませんでした。
久々の地元を見て歩きたかったので。
途中にあったコンビニに寄ろうと思ってましたが、なくなってたのは計算外でしたが。
20分ほど歩いて実家に到着。
しんみりしてなくて、みんな意外と普通だったので一安心。
葬式はスキップ
人んちの葬式の話なぞは聞いてて面白いもんでもないと思いますので、端折ります。
葬式の段取りから本番まで、ほとんど葬儀屋がやってくれます。
あっしらの仕事は来てくれた人々に神妙な顔をして挨拶をするくらいです。
ちなみに我が家は通夜のない「家族葬」という簡易な葬儀スタイルを選びましたよ。
ずーっとお喋りしてた奴w
退屈だったからなのか尻ませんが、式のあいだ後ろの方の席でずーっとくっちゃっべってる奴いたけど、誰だアイツはw
葬式だぞw
お坊さんお経あげてんぞw
面白かったからいいけどw
親父もそういうの好きそうだからいいけどw
無事に葬式終了
葬儀屋が全部やってくれるとは言へ、やっぱりちゃんと疲れます。
一番疲れたのはお坊さんのお話。
母と喪主が個室に呼ばれて輪廻転生的な話を説かれるんですが、これが一番疲れた。
父親が死んで消沈しているであろう僕を元気づけようとしてくれているのだと思いますが、それが疲れた。
49日もお墓も「要りません」っつって断っちゃうくらい疲れた。
申し訳ないですが、早く終わってくれぇええええもうこの人と話したくねぇえええええと思いながら聞いてましたよ。
ごめんね。
我が人生最悪の72時間:無期限延長戦突入
葬儀屋のサポートがあるので、葬式自体はなんとでもなります。
しかしながら、大変なのはここからです。
遺品整理です。
親父がミニマリストだったら楽だったのかもしれません。
しかしながら、どうやら親父はマキシマリストだったようで。
船乗って魚獲ったり、重機乗り回して荒れ地を斬り拓き、畑やったりしてましてね。
船とかショベルカーとか耕運機とかはもちろん、漁具とか農具とか工具とか周辺機器をもうエグいくらいに処分しなきゃいけんことになっとんすよ!
一人で畑やんのになんで草刈り機ばっかり4台も5台もあんねんっつー話なんですよ。
人生最悪の日々とか言いつつ葬式が終わったら岐阜に帰れるんちゃう?なんて思ってたでしょうみなさま。
僕もそう思ってました。
しかしながら、わたしはもうしばらく、岐阜の新居に戻れそうにありません。
次回、我が人生最悪の72時間:無期限延長戦に突入です。
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