ルイス・サッカーさんのHolesで長文読解に挑戦を始めて久しい僕です。
いまだ9ページまでしか進んでいないことにわたしはとても驚愕しておりますがさてみなさま以下の文。
because以降は問題ないと思いますが、問題なのはbecause以前。
適切や和訳をつけれれますですかねみなさま。
ぼくつけれない。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
(そのアパートメントはそれがした方法で臭っていた、なぜならスタンレイ父が古いスニーカーを再利用する発明に挑戦していたから???)
例文は、ルイス・サッカーさん Holesより
文の前後
初代スタンレイのひいひいお爺さんは、そのツキの無さから小さなアパートメントに一家で押し込められていた。
そのアパートメントは、ゴムの焼けるにほいと足のかほりで満ち満ちていた。
そんな件りでございますよ。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
(そのアパートメントはそれがした方法で臭っていた、なぜならスタンレイ父が古いスニーカーを再利用する発明に挑戦していたから???)
動詞smell
英語は動詞中心の言語とよく言われます。
まあこれは英語に限らず、どの言語でも動詞というのは重要なんですけれども。
なぜかと言いますと、それはなんで買って言いますと、動詞は重要だからです。
どのくらい重要かと言いますと、それはどのくらい重要かって言いますと、マジ重要。
そんなわけですからまずは動詞smellの意味や構成する文型を確認します。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
他動詞のsmell
ジーニアス英和辞典 より
smell 他動詞 SVO
…の匂いを嗅ぐ
…に感づく
主語はapartmentです。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
生物主語ではないので、「アパートメントがにほいを嗅ぐ」とか「アパートメントが何かに感づく」とかはおかしいです。
なので他動詞smellは不成立と考えます。
SVCのsmell
ジーニアス英和辞典 より
smell SVC
…のにおいがする
Cは形容詞
The flower smells sweet.
これは当てはまりそうなんですが、「Cは形容詞」という縛りがあるようで。
そうすっと、「the way it did」が形容詞である必要があります。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
「the way it did」の部分は、一見するとthatが省略された「the way (that) it did」という先行詞+関係詞節のように見えます。
先行詞+関係詞節ということは、先行詞(名詞)を関係詞節(that節)が修飾してるだけなので、結局名詞節ということですよね。
それはつまり「the way it did」は形容詞ではないということです。
そうなれば、「Cは形容詞」という部分が成り立たないため、SVCも成立しません。
なので、これもちょっと違うよう?な気がします。
突然ですが、ここまでの内容についてこれてないという方へ
ここまでお前の言ってることがチンプンカンプンでわからん!
もっとわかりやすく説明しろこのハゲ!
という方は、長文読解に挑戦するのがちょっとだけ早過ぎた可能性があります。
その場合、一旦英文法の基礎固めをした方が最終的に近道になると思いますので、以下の記事を参考に文法筋トレーニングを検討してみてくだされ。
自動詞のsmell
ジーニアス英和辞典 より
smell 自動詞 SV
~の臭いがする
悪臭を放つ
意味は通りそうですが、自動詞であれば、動詞smellと名詞節「the way it did」の間に何かしら前置詞が入りそうです。
しかし、残念ながら直接つながっちゃっております。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
(そのアパートメントはそれがした方法で臭っていた、なぜならスタンレイ父が古いスニーカーを再利用する発明に挑戦していたから???)
動詞の後ろに前置詞なしの名詞があったらそれは他動詞と考えるのがセオリーですから、「自動詞のsmell」と考えるセンは消えます。
動詞smellからは絞りきれなかったので、今度は後ろの「the way」から考えてみようと思います。
接続詞的用法のthe way?
速攻で見つけましたよ!
ジーニアス英和辞典 より
the way 接続詞的に
…のように
She sang the way I did.
(彼女は私の歌う通りに歌った)
そして「~のように」という使い方は、これはもうまるで形容詞のようではないですか。
もう形容詞って扱いでいいですかね。
形容詞であれば、SVCのsmellが成立してきます。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
(そのアパートメントはそれがしたように臭った、なぜならばスタンレイ父が古いスニーカーを再利用する方法を発明することに挑戦していた)
意味も通りそうですし、僕はこの「the wayの接続詞適用法説」を採用したいと思いますよ!
以上を踏まえまして。
本日の例文を見てみましょう。
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
アパートメントは無生物なので、ファンタジーでなければ基本的に臭いを嗅ぎません。
なのでSVのsmellか、SVCのsmell。
smellの後ろは形容詞ではないので残るは自動詞SVのsmell。
前置詞もなく名詞the wayが置かれているので自動詞説は不成立で万策尽きそうなところですが、
実はこのthe wayは接続詞的用法のthe way。
そしてこの接続詞的用法のthe wayは、「…のように」と形容詞ティックな使い方が可能。
つまりもはや形容詞。
形容詞ならSVCのsmellが成立。
後ろのSV部分を含めて「the way it did」を直訳しますと、「それがしたような」
the way it did
(それがしたような)
「それ」はアパートメント。
「した」という動作は、「文の前後」で述べました「アパートメントはゴムの焼けるにおいと足のにおいを放っていた」という動作を示します。
it→アパートメント
did→焼けるゴムと足のにほいを放った
この辺がどうにも結びつかないという人は、英語力というより、基本読解力がもうちょい必要かもしんないので、日本語でもいいので小説とか活字を読む習慣をつけるといいかもです。
以上を踏まえて和訳をしますと、
The apartment smelled the way it did because Stanley’s father was trying to invent a way to recycle old sneakers.
(スタンレイ父が古いスニーカーをリサイクルできる発明に取り組んでいたため、そのアパートメントはそのようなにほいを放っていた)
こんな解釈でいかがでしょうかみなさま!
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答え合わせ
それでは幸田さんの和訳と答え合わせしてみましょう。
幸田敦子さん訳:穴 より
アパートになぜそんなにおいが立ちこめているかというと、スタンリーの父さんが、おんぼろスニーカーを再利用する方法を見つけ出そうと、いろいろ実験しているからだ。
「そんなにおいが」となってるので、接続詞的用法のtha wayという解釈でいいようですよ。
ウェイヨー!!
と、いうわけで。
みなさん接続詞的用法のthe wayって知ってましたですかね。
ぼくはじめてしった。
やっぱ辞書買ってよかったな、と思った今日この頃でした。
●本日の参考図書
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