サブスク?ローカル?コスパ重視のStableDiffusion環境知ってます?ぼくしらない。

お絵描き表現者達
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先日、絵描きの画像生成AIはStableDiffusion一択であるという話をさしてもらいましたが。

本日は、じゃあStableDiffusionをどこで動かすのよ?

というお話をさしていただこうと思います。

 

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選択肢はサブスクかPCインストールの二択

StableDiffusionを動作させる環境は、

1.サブスクリプション契約
2.自前PCにインストール

事実上、この二択になっております。

一昔前までは、GoogleColaboとか無料のスペースで試せたりしていたのですが、

画像生成AIは負荷がとても高いので、

「タダ乗りのくせにそんな無茶な使い方するんじゃねえ」

とゴーグルがキレてしまいまして。

軒並み使用禁止となっております。

現状「使えてるよ」という無料な環境もあるかもしれませんが、

遅かれ早かれ使用制限がかかる可能性は高いです。

なので賢い私たちは、

持続可能かつ文化的で洗練された画像生成AIライフを送るためにも、

2つの選択肢から利用環境を選んでいこうねー。

 

選択肢その1:サブスクリプション

今流行りのサブスクリプションです。

月額いくらか払って、使い放題となる契約方式です。

ただ、画像生成AIはとにかくマシンに負荷がかかります。

月額固定でマジの使い放題にしてしまうと、

私のような限度をしらない魔法おじさんが笑笑と集まってきて、

24時間365日マシンをこれでもかとフル稼働させられてしまいます。

「あの、そんなに画像生成されては、マシンが焼け焦げてしまいます」

なので、画像生成AI界隈において、サブスクリプションシステムは、

「月額課金+時間課金」

という現実的なプランが主流となっております。

 

選択肢その2:自前PCにインストール

選択肢の2つ目は、自分で高性能PCを用意して、

そこにStableDiffusionをインストールする方法です。

サブスクリプションはマシンの用意からStableDiffusionのインストール、

基本的な環境設定までぜーんぶ中の人たちがやってくれますが、

こちらはすべて、自分でやらなければなりません。

StableDiffusion関連の知識に加え、PCパーツやスペックの知識も必要になってきますよ。

 

だが私は自前PCを推奨

ここまでの話を聞くと、

PCとかあんま詳しくないし、めんどくさいことが一切ない、

全部やってくれるサブスクリプションの方がいいじゃん

と感じるかもしれません。

しかしながらみなさま。

私が推奨するのは、

選択肢その2:自前PCにインストール

なのでございます。

 

理由はコスト

一見すると面倒くさそうな自前PC環境をオススメする理由は、

色々ありますが、一番大きい理由はお金です。

百聞は一見にしかず、数字で見れば一目瞭然。

サブスクリプションと自前PCで、

どれだけかかるお金が変わってくるのかシミュレーションしてみましょう。

 

自前PCでかかるお金

画像生成AIはとても複雑な処理をします。

なのでそれなりに性能の良いパソコンを用意する必要があります。

ここでは、パソコン代を30万円で計算します。

あと、パソコン代と別に電気代もかかります。

パソコンの消費電力を300w/hと仮定。

今の私の契約してるおうちの電気代「1wh=27円」で計算します。

サブスクリプションにかかるお金

利用するサブスクリプションは、「MimicPC」です。

悪い噂も聞きませんし、お値段も良心的です。

プランは、「年額プラン」の「Essential」。

年額プランのEssentialには毎月12ドル分のチケットが付与されますので、

この無料で使える分をGPU時間課金から引きます。

それと、画像生成を実行する際に使用するGPUを選択できるのですが、

ここでは「Large」でシミュレーションします。

なのでサブスクリプションにかかるお金は、

・年会費
・GPU時間課金

となります。

 

いざシミュレーション開始

条件は以下です。

・3年間
・1日4時間使用
・1ドル150円換算

 

自前PCの場合

パソコン代:
30万円

電気代:
0.3whx4時間x365日x3年x27円=
35500円

3年間合計:
335500円也

サブスクリプションの場合

プラン料金
年額$95.40×3年
= $286.20

GPU利用料:
$0.99 / h × 4時間 × 365日 × 3年
= $4,338

無料クレジット:月$12 × 36ヶ月
= $432分

GPU利用料 実質:$4,338.60 − $432
= $3,906.60

円換算していきましょう。

$286.20(サブスク基本料) + $3,906.60(GPU) = $4,192.80

$4,192.80 × 150円
= 約 628,920円

コスト比較(1日4時間を3年間)

自前PC:
335,500円

サブスクリプション:
628,920円

1日4時間画像生成を行うと、

335,500円 – 628,920円 = 293,420円

3年間で30万近くの差が出るという結果になりましたよ。

 

コスト比較参考(1日2時間を3年間)

4時間も使わない、という人もいるかもしんないので、

1日2時間のパターンも計算しました。(ChatGPTが)

1日の画像生成時間を2時間にすると、コストは逆転します。

自前PC:
317,750円

サブスクリプション:
303,525円

317,750円 - 303,525円 = 14,425円

サブスクリプションの方が14,425円安上がり。

 

とは言へ、補足

先ほどの計算では、1日2時間の使用でコストが逆転しました。

しかしながらここには、「ストレージ容量」が考慮されていません。

ストレージ容量とは、データ保存容量です。

画像生成AIには、「モデル」という超巨大なファイルが必要になります。

でかいものだと数十GBとかのものもあります。

そして、ただでさえでかいモデルを、複数併用したり、使い分けたりして画像生成を行います。

つまり、それらのモデルファイルを保存するための、

大容量ストレージも必要になってくるということです。

しかしながら、MimicPCで割り当てられるストレージ容量は、「100GB」です。

僕はまだ実際に画像生成AIを運用していないので確定的に言い切ることはできませんが、

将来的に絶対ストレージ容量が足りなくなる気がビンビンにしています。

もちろん月額いくらのお金を払えばストレージ容量を増やせますが、

せっかくさっきコスト逆転できたのに、

それがまたひっくり返ってしまいます。

サブスクリプションでは、年額・時間課金に加え、ストレージ課金も頭の片隅に入れておく必要があるわけですね。

 

以上を踏まえまして。

結論です。

 

自前PCがオススメな人

1日2時間以上画像生成AI回す人
・推論(画像生成)だけじゃなくLora学習させる人
・画像生成だけじゃなく、3DCGや動画などもやる人

 

サブスクリプションで事足りる人

・1日2時間以上画像生成回さない人
・Lora学習しない人(学習にかかる時間は段違いなので)
・画像生成AI以外に興味ない人

 

結論:絵描きは自前PC

前回の記事でも述べさしてもらいましたが、

あなたが絵描きであるならば。
Aiに学習させるデータは「あなたの絵」であるべきです。

絵描きが画像生成AIを使う場合、「学習」は必須です。

なので、先に挙げた「サブスクリプションがオススメな人」の要件である「Lora学習しない人」というのは当てはまりません。

「じゃあコスト計算するまでもなく結論は決まっていたということじゃねーか」

そう思うのかもしれませんけれどもねみなさま、

わたしもそう思います。

ただ、お金の話しをした方がみんな喜ぶかなーって。

 

また、生成AIの進化は目覚ましく、動画や3DのAIも、

もの凄い勢いでツール化しております。

特に私は画像生成AIを漫画制作に活用しようと企んでおりますから、

「画像生成AIだけ」にとどまらず、AIの活用の幅をあまり制限しないようにしています。

特に3DCGには、漫画制作の助けになるポテンシャルは多大にあると感じています。

アニメーション作成も手軽にできるようになれば、そっちにも手を出したくなるでしょう。

その度にサブスクリプションしてったらどうなるでしょう?

画像生成AI→サブスク
3DCGAI→サブスク
動画編集AI→サブスク
アニメAI→サブスク

これ全部に年額+時間課金払いますか?

私は払いません。

であれば、良いパソコン買って、それで全部済ませたいです。

なので、つまり、必然的に、

StableDiffusionを使った画像生成AI環境は、

自前PC一択

という結論になるわけなのでありますねー。

 

と、いうわけで。

私の画像生成AIには、超高性能自作PCが必要という結論になりました。

次回より、PCパーツの選定を始めていこうと思いますよ!

それではみなさま、また世界の何処かで会いましょう。

さいなら。

 

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