みなさんは、英語の過去形は、実は過去形じゃないって話を知ってますでしょうか。
何を言ってるのかわからないと思いますが、大丈夫です。
僕もよくわかっていませんから。
捉え難い英語の過去形
前回の続きで、仮定法現在形について話をしようと思ったのですが、
調べていく中で、過去形についての理解が必要だと感じたので、今日の話をねじ込むことにしました。
過去形には、たまに「なんでやねん」と思う挙動をすることがありませんかみなさま。
例えば、
仮定法
とか、
丁寧な依頼
とか、そういうやつです。
この用法は、wouldやcouldでよく見られますね。
ほいで、僕ずーっとモヤモヤしてたんですよ。
なんで過去形にすると丁寧になったり仮定の話になんのかなあ、と。
今日はその疑問をスッキリさせていきたいと思いますよ!
英語の過去形が意味するもの
とんでもない文献を見つけてしまったので、もういきなり見せちまいますね。
中川信雄さん
英文法がわからない!? より
過去形は「遠さ」(distance)を表し、次の3つの意味があります。
①現在からの遠さ→過去形
②現実世界からの遠さ→事実に反する仮定
③相手との関係の遠さ→ていねい表現
なんてこった!
あんだけモヤッてた過去形が、いきなりスッキリしちまった!
なんで過去形なんて名前をつけたんや
たまーに「こんなとっつきにくい文法用語つけたヤツ出てこい」みたいに発狂している人を見かけますが、
英語でも過去形は「past tense(過去の時制)」と名付けられているので、和名をつけた人は悪くないです。
コアイメージは「遠さ」なのに、英語を作った人は何で過去形って名前つけちゃったんですかね。
Distancive(遠離形)とかつけたら、過去形の仮定法とか丁寧にモヤる人も減ったでしょうにね!
以上を踏まえまして。
過去形は、確かに過去時制を表す機能もありますが、
それは「遠さ」を表す核となる機能の一部にしか過ぎないということです。
1.現在からの遠さ→過去
2.現実からの遠さ→仮定
3.相手との遠さ→丁寧
「遠さ」をコアとした3つの機能がわかってスッキリ!
お風呂入って歯磨いてニンニク注射打って寝ようと思います。
と、いうわけで。
過去形のコアイメージを押さえたところで次回、
仮定法現在に挑戦したいと思いますよ!
◆本日の参考図書
英語学習で一番大切なことって知ってます?ぼくしってる。本出してるし
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