これまで関係代名詞を中心にやってまいりましたが、今回は関係副詞をやっていきますよさてみなさま以下の文。
関係副詞whereを踏まえ、適切な和訳を付けれれますですかねみなさま。
ぼくできない。
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
例文は、ルイス・サッカーさん Holesより
whereは場所を表す副詞
whereは場所を表す副詞の目印となります。
表現のための実践ロワイヤル英文法
関係副詞 より
場所を表す語が先行詞のときには、at which やin whichなどの代わりにwhereを用いることが多い。
場所を表す先行詞があるらしい。
それじゃあその、場所を表す先行詞を探しにゆきましょう。
tiny linesは場所を表す先行詞なのか
場所を表す副詞whereの前にある、先行詞っぽい要素といったら、tiny linesしかありません。
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
tiny lines(小さな線の数々)は、場所なのか?
先行詞が省略されることもある
whereの先行詞が「the place」の場合、先行詞は省略されることがあるようです。
表現のための実践ロワイヤル英文法
関係副詞の先行詞の省略 より
先行詞のthe placeを省略してwhereだけで「~する所」意味を表すことができる。
つまり、ここにthe placeを入れれるかって話になってくるわけですね。
he could actually see tiny lines [the place] where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
SVOOもしくはSVOCのsee?
he could actually see tiny lines the place where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
この文を成立させるには、動詞seeが第4文型SVOCか、第5文型SVOOの動詞である必要があります。
なぜならば、第二目的語の位置に、前置詞の無い名詞(the place)が置かれているからです。
ジーニアス英和辞典 より
see SVO
~が見える
~と会う
~を見物する
~を経験する
~がわかる
see SV
見える
理解する
調べる
考える
こんな感じで、手持ちの辞書では第3文型SVOもしくは第1文型SVしか出てきません。
隠れたSVOCと言われている「知覚動詞のsee」ですが、補語Cに来るのは動詞の原形です。
なので知覚動詞のセンも消えます。
seeはSVOCでもSVOOでもない。
↓
となると、the placeは置けない
↓
つまりthe placeが省略されてるわけではない
そんなわけでtiny linesを場所の先行詞として考えていくことにしますよ僕は。
he could actually see tiny lines the place where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
文の前後関係
ちなみにactuallyの解釈に大事だと思ったので、文の前段をさらっておきますね。
he could actually see tiny lines the place where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際に小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
更生プログラムの一環で、干上がった湖にひたすら穴を掘ることを課せられるスタンレイ。
日の出の時間が迫る早朝の作業の中。
スタンレイは魚の化石のようなものを見つけます。
徐々に明るくなり、その様相はよりはっきりと見て取ることができるようになります。
そんな件りでございます。
actuallyは「実際に」ではなく、「はっきりと」みたいな感じになりますかね。
he could actually see tiny lines the place where every one of the fish’s bones had been.
(彼は実際にはっきりと小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
以上を踏まえまして。
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been.
(彼ははっきりとに小さい線の数々を見ることができた、魚の骨の一本一本があって当時に至った場所に???)
tiny linesを場所の先行詞として考えますと、
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been in tiny lines.
(彼ははっきりと小さい線の数々を見ることができた、どこにかと言うと、魚の骨の一本一本が小さな線達の中にあったところ)
となります。
日本語としてはちょっと不思議な感じですが、先程「tiny linesは場所の先行詞として扱う」と決めましたので、それを踏まえて解釈します。
↓
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been in tiny lines.
(彼ははっきりと、魚の骨の一本一本が配置された場所、それはどこかと言うと、小さい線の数々を見ることができたところ)
↓
he could actually see tiny lines where every one of the fish’s bones had been in tiny lines.
(彼ははっきりと、魚の骨の一本一本を形作る、小さい線の数々を見ることができた)
こんな解釈でどうでしょうか…
自信がSmallサイズなので今日はちょっと幸田さんの日本語訳頼りです。
ウェイ。
答え合わせ。
幸田さんに助けを求めましょう。
幸田さぁん!!
幸田敦子さん訳:穴 より
小骨のひとつひとつまで、線になってはっきりと見える。
これは英文法というより、英語の侘び寂びの領域のような気もしますが、
「線のある場所」と「骨のある場所」が重なってる感じをイメージできたら、いいってことにしますか?
ワホイ。
と、いうわけで。
関係副詞のwhereでしたー。
●本日の参考図書
英語学習で一番大切なことって知ってます?ぼくしってる。本出してるし
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