英語の長文読解をそろそろ徹底攻略 基本は一文一動詞って知ってます?僕しってる。考案者だから。

外国語英語
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英語の基本はSとVとCとO。

これさえ押さえておけば英語は余裕。

そのように習ったハイスクール時代のわたしのとある日。

どうにもSなのかVなのかCなのかOなのか判別がつかず、先生に質問をしました。

「ああそれね、M」

「?」

先生の答えを聞いて、僕は「SVCOYMCA!!」と叫んで高校英語を諦めました。

全く勉強も理解もしてなかったのに、カンで赤点である30点以下を回避できたのは今でも不思議ですが。

みなさまも、そんな学校英語のほろ苦い思い出があったりするはずです。

なぜならば、僕がそうだったからです。

僕が落ちこぼれていたんだから、その他大多数のみんなも落ちこぼれじゃなきゃいやだ!やだやだ!

と、そんなわけでみなさま以下の文。

みなさまでしたら文構造を把握したうえで適切な日本語訳をつけれれますですかねみなさま。

ぼくできない。

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.
(この本の中にたくさんあるそれが興味をもたせるだろう誰かが勉強している人気の文化を???)

例文は、表現のためのロイヤル英文法 より

文が長い…と感じた人へ

本日の例文を見て、

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.
(この本の中にたくさんあるそれが興味をもたせるだろう誰かが勉強している人気の文化を???)

長っが…

と感じた人もいるかも知れません。

主語+動詞+目的語

主語+動詞+補語

Fujimura is baka.

みたいなシンプルな構造の文であれば余裕で理解できるけど、今日の例文のようにゴチャゴチャしてくると途端に頭パーンなる。

そんな人も多くいることでしょう。

わかります。

僕もそうでしたから。

本日ご紹介するコツは、

英語長文読解の基本は一文一動詞

でございますよ。

基本は一文一動詞

その名の通り、一文に動詞が一個だけある状態に分けて考える読解方法です。

英語は有り難いことに、「一文一動詞」という文法ルールが基本的に成立する言語であります。

このルールを逆手に取って、長文を読み解きやすくしようというのが狙いです。

活用動詞とは

動詞と言っても、何でもかんでも動詞を見つければいいというわけではありません。

見つけるべき動詞は、「活用動詞」です。

活用動詞とは、

・人称変化
・時制変化

した動詞を指します。

人称変化とは

一人称単数とか、三人称単数とか、そんな文法用語を覚えておりますでしょうか。

Be動詞であれば、

I am
You are
He is

一般動詞であれば、

I learn
You learn
He learns

のように変化させることを動詞の人称変化と呼びます。

時制変化とは

現在・過去・未来といった時制に応じて動詞を変化させることを時制変化と呼びます。

ここまでの内容がそもそも難しいという方へ

ここまでの内容ですでに頭パーんなってついていけてないんですが!

という方は、長文読解に挑戦するのがちょっとだけ早かったのかもしれません。

この機会に、英文法の基礎に立ち返ってみるのが一見遠回りのようで近道になると思います。

本日の例文や、なんならこの記事をそのまま見せて、

「この英文を理解できるようになりたいんじゃ!」

「活用動詞の見つけ方教えてくれ!」

「関係詞を教えてくれ!」

と英語に詳しい人に聞くのがよいと思います。

知り合いに英語に詳しい人がいないという方は、日本人講師のオンラインレッスンを受けてみるのもありです。

「日本人講師」というところが味噌で、英文法を教わるなら、英語ネイティブよりも、日本語でしっかり意思疎通のできる日本人の方が適しています。

文法上の疑問や質問を日本語で行えますし、もちろん回答も日本語ですから、英文法の理解に集中できるからです。

自習中に出てきた「なんでこうなるんだ…」となった疑問をメモしておいて、レッスン時間中はとにかく先生に質問を浴びせ倒します。

自習

疑問

レッスン

先生に質問

なるほど!

自習

疑問

繰り返し

このようなよいサイクルが生まれれば、非常にコスパの高いレッスンにすることができるわけです。

講師が日本人で、レッスン内容も柔軟に対応してくれるオンラインレッスンがお薦めでございますよ。

ステップ1:活用動詞を探す

事前知識を押さえたところで、さっそく活用動詞を探していきましょう。

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.
(この本の中にたくさんあるそれが興味をもたせるだろう誰かが勉強している人気の文化を???)

is
will interest
are

こんな感じでしょうか。

ステップ2:一文一動詞で文を分ける

活用動詞を見つけたら、一文が一動詞になるよう文を分けます。

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.

1.There is much in this book

2.that will interest

3.those who are studying popular culture.

ステップ3:日本語訳をつける

分けた英文に、それぞれ和訳をつけていきます。

1.There is much in this book
(この本の中にたくさんある)

2.that will interest
(それは興味をもたせるだろう)

3.those who are studying popular culture.
(人気の文化を勉強している人たち)

ここまでできたら、あとは各文を個別に見ていくだけですよ。

1.There is much in this book

この文だけでは、何か足りないような気がしませんですかね。

1.There is much in this book
(この本の中にたくさんある)

「何がたくさんあるの?」

って聞きたくなりますよね。

文を分けたので、足りない要素が出てくるのはある意味当然です。

この、

「なんか足りねえな」

という感覚は、長文読解で重要なポイントとなりますので覚えておくとよいですよ。よいよい。

2.that will interest

ここでも足りない感じがありますよね。

2.that will interest
(それは興味をもたせるだろう)

「誰に?」

「何に関する興味?」

この辺の、「早よ言えやw」ってじれったくなる感覚を覚えておきましょう。

3.those who are studying popular culture.

「2」で足りなかった、「誰に?」に当てはまりそうな要素が出てきましたね。

3.those who are studying popular culture.
(人気の文化を勉強している人たち)

何だか「2」と「3」の文をひとかたまりにして解釈できそうな気がしませんか?

2.that will interest
(それは興味をもたせるだろう)

3.those who are studying popular culture.
(人気の文化を勉強している人たち)

2+3.that will interest those who are studying popular culture.
(それは人気の文化を勉強している人たちに、興味をもたせるだろう)

「1」と、「2+3」をくっつけてみる

もういちど「1」の文に戻って考えてみます。

1.There is much in this book
(この本の中にたくさんある)

「何があるの?」という足りない感じを覚えておりますでしょうか。

この「何が?」を、先程の「2+3」の文に当てはめて見ましょう。

1.There is much in this book
(この本の中にたくさんある)

2+3.that will interest those who are studying popular culture.
(それは人気の文化を勉強している人たちに興味をもたせるだろう)

(人気の文化を勉強している人たちに興味をもたせるであろうそれが、この本の中にたくさんある)

何だか、意味が通じてきた気がしませんか!

以上を踏まえまして。

本日の長文読解をまとめますよ!

文が長い!

文を分けよう

活用動詞を探す

一文一動詞で文を分ける

各文に和訳をつける

なんか足りない感」を感じる

「なんか足りない感」を埋める

するとこうなる

1.There is much in this book
この本の中にたくさんある(何が?)

2+3.that will interest those who are studying popular culture.
人気の文化を勉強している人たちに興味をもたせるだろうそれが

(人気の文化を勉強している人たちに興味をもたせるであろうそれが、この本の中にたくさんある)

自然な日本語にしますと、

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.
(人気の文化を勉強している人たちに興味をもたせる内容が、この本の中にたくさん書かれている)

ウェイヨー!!☺️

と、いうわけで。

より文法ティックに解説すると、関係詞とか主文・従属節などの文法用語が飛び交う記事になってしまうところですが。

わかりやすさを優先させて、最低限の文法用語と感覚で長文読解を行ってみました。

どうでしたかね。

ここまでできるようになれば、「大枠の文構造」はひとまず把握できていると考えてよいかと思います。

結局、英語の読解ってこの「大枠の文構造」が基本なわけなのですが、

僕を含め、長文読解で多くの人が躓くポイントがこの「大枠の文構造の理解」です。

この壁を、どうにかみなさんに超えていただきたいと、僕は切実に願うところでございます。

文構造の把握さえできてしまえば、あとは個別に、例えば、

popular culture
(大衆文化)

studying
(研究している)

といった具合に単語の精度をあげていけば、長文読解もより洗練されたものになってゆくわけです。

There is much in this book that will interest those who are studying popular culture.
(大衆文化を研究している人たちの興味をひく内容が、この本の中にたくさん書かれている)

長文読解に悩むみなさまに、まずは一文一動詞で文構造の把握が大事なのかもしんないよーーって、伝わればいいな!わはは!

それではみなさま、世界の何処かでまた会いましょう!さいなら!

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