財務省解体デモについて三橋貴明さんと堀江貴文さんどっちが正しいこと言ってるか知ってます?ぼくしらない。

経世済民資産防衛
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前回、インフレ時の減税において、堀江貴文さんと三橋貴明さんで意見が分かれている件について書かしてもらいました。

今回はさらにお二人の意見が割れている、「財務省解体デモ」について考えてみたいと思いますよ!

 

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それぞれの主張

堀江貴文さん:
「財務省解体したって世の中はよくならない。デモするだけ時間の無駄。もっと有意義な時間の使い方した方がいいよ」

三橋貴明さん:
「財務省は日本停滞の大元凶。ぶっ壊すべき。デモどんどんやろう」

真っ二つに分かれた二人の見解。

堀江さんも三橋さんもどちらも尊び敬い奉っているわたくしとしては、どちらの話を盲信すればいいのかわかんない状況なわけでございますよ🥺

 

堀江さんの「財務省を叩いても無駄」の意味

堀江さんは、林芳正さんとの対談で「働きかけるべき先は財務省ではない」と主張しています。

「2位じゃだめなんですか」で有名な蓮舫さんの事業仕分けでも、削減できた金額は6000億円~3兆円といわれています。

国家予算200兆円のうちの3兆円として考えると、

例えば年収200万円の人が、エアコンを使わず年間を通じて暑さ寒さに耐えて電気代を節約しても、

年間3万円を浮かす程度の効果しか得られなかった、

というレベルの話です。

辛く苦しく耐え忍ぶ期間が長い割に、得られるリターンが少なく感じますね。

財務省をつっついても、劇的な効果は得られないよ。

というのが堀江さんの主張のようです。

 

「財務省」という主語のでかさ

「財務省がー、」

と財務省という組織全体でやり玉にあげられますが、そもそも財務省とはなんでしょうか。

財務省を構成する人員のほとんどは、日々勤勉に働く省職員さん達です。

その一般の省職員さん達は、生活のため、ただただ上司や上長の指示に従って日々の業務をこなしているだけです。

私達サラリーマンと同じです。

なので、「財務省が―」と、財務省をやり玉にあげるのはお門違いだと堀江さん言っているわけです。

百歩譲ってやり玉に挙げる対象がいたとしたら、

それは財務省職員の上司の上司を辿っていった果て、

業務指針を決定している以下のような財務省幹部ということになるでしょう。

財務大臣: 鈴木俊一さん
副大臣: 秋野公造さん、井上貴博さん
事務次官: 茶谷栄治さん
財務官: 神田眞人さん
大臣官房長: 宇波弘貴さん
主計局長: 新川浩嗣さん
主税局長: 青木孝德さん
理財局長: 奥達雄
関税局長: 江島一彦

 

さらに、財務省設置法

「百歩譲って」大臣や財務省幹部を挙げ連ねましたが、

そんな幹部な彼らも、指針の根拠としているものがあります。

それは、「財務省設置法」という法律です。

財務省設置法とは、財務省の存在意義や役割を示している法律です。

財務省設置法は、財政法4条との兼ね合いで、国債に頼らない財政運営を是としています。

つまり、「借金を善しとしない方針」が、日本の法律で示されてるわけです。

この点について、NHKから国民を守る党の齊藤健一郎さんが触れています。

でもそれ齊藤健一郎じゃん。

はい、先ほどの引用は齊藤健一郎さん発言です。

齊藤健一郎さんは、NHKから国民を守る党に所属の参議院議員です。

実はこの斎藤さん、堀江さんの元運転手です。

それが今は立場が入れ替わり、堀江さんが齊藤健一郎さんの私設秘書やってます。

堀江さんの秘書

じゃなくって、

堀江さんが秘書

です。

ああ見えて堀江さん、政治家の秘書なんすよ。

斎藤さんの発信を見ていると、堀江さんと考え方がとても似ているのがよくわかります。

きっと、官僚からのレク等で仕入れた情報や知識を共有しているのだと思います。

また、その過程で財務省職員さんと直接話しをする機会もあるのでしょう。

直接話しをすることで、官僚さんの優秀さや勤勉さを肌で感じているのも容易に想像できます。

「財務省は法律に則って自分たちの仕事をしてるだけ」

非常に近しい斎藤さんと堀江さん。

齊藤健一郎さんから、堀江さんの前提知識や考え方が見て取れるわけですね。

 

堀江さんの主張

以上を踏まえ、堀江さんは以下のように主張します。

「物申す相手を間違えている。財務省じゃない。物申すべき相手は政治家だ。デモじゃなくて選挙行け」

三橋貴明さんの主張

一方で三橋貴明さんは、財務省解体デモを推奨しています。

理由は、「多くの人が関心を持つことで、政治家にプレッシャーをかけられる」です。

三橋貴明さんは、堀江さんと違って「財務省=悪」というスタンスです。

 

三橋貴明さんは財務省設置法や財政法4条を知らないのか

三橋さんほど知識のある方が、前述した「財務省設置法」や「財政法」をしらないわけがありません。

特に、財務省設置法に「健全な財政の確保」と書かれているのが問題です。

財務省設置法や財政法4条について、存在はもちろん、問題点についてもしっかり認識されています。

つまり、それを知ったうえで、

財務省職員のほとんどは上司からの指示を受け、

普通に仕事をしているだけと知ったうえで、

それでもなお「財務省=悪」というスタンスでいるわけです。

> 「財務省問題」の根幹にあるのは、
> 日米合同委員会だのディープステートだの
> 中国共産党とやらではなく、
> 「財務官僚が自分や家族を
> 幸せにするために出世したい」
>
> そのためには国民が不幸になろうが、
> 自殺しようが「気にならない」という
> 矮小な思いに過ぎません。
> まさに凡庸な悪でございます。

国民が苦しんでいるのを知っていながら自身の安定を優先するのならば、

それもまた悪であると断罪しているわけなのですね。

財務省を解体した後は?

三橋貴明さんは、財務省解体にも肯定的です。

しかしながら、解体はいいとして、解体したあとはどうなるのでしょう。

財務省解体して、財務省Ⅱができました。

では往かんわけですよね。

三橋さんは、歳入部門(主税局)と歳出部門(主計局)を別組織にすることを提案しています。

収入部門と支出部門が同じ組織にいるもんだから、

下手に連携とって「財政健全化」という名の増税&緊縮していまうと。

三橋さんが感情や反射神経だけで解体を主張しているわけではないことがわかります。

意見の相違ではなく、「手法の違い」

一流の言論人である堀江さんと三橋さん。

財務省を取り巻く問題の元凶が「財務省設置法」「財政法」であることをちゃんと把握し、理解しています。

しかしながら、じゃあその根本原因をどう解消していくのか?

という段階でそれぞれ異なる手法を選択しています。

堀江さんの場合
法律を含めた仕組みを変えなきゃダメ。仕組みを変えるにはデモをやっても無駄。選挙に行って政治に働きかけろ

三橋さんの手法
法律を含めた仕組みを変えなきゃダメ。財務省解体デモをやって政治家にプレッシャーをかけよう

それぞれの主張をよくよく整理してみれば、

1.財務省という組織ではなく、法律を含めた仕組みを変える必要がある
2.政治に働きかけろ

この2点に関して、堀江さんと三橋さんの主張は一致しているのがわかります。

二人は同じ方向を見ているのです。

ただ、財務省解体デモに関して、二人の性格の違いが出ています。

堀江さん:
直接的に働きかける方法があるのだからそっちをやるべき

三橋さん:
間接的にでも効果が見込めるならやってみるべき

「直接的」「間接的」というのが味噌かなあと僕は考えておりまして、

三橋さんもデモは推奨していますが、「デモで法律は変わるわけではない」と補足しています。

あくまでも法律を変えるために政治家に圧力をかける。

それを、「選挙」でやるのか、「デモ」でやるのか。

目指す場所は同じ。

途中でちょっとだけ二手に分かれて、

最後には合流して大円団。

そんなイメージが、僕には浮かんできましたよ。

 

以上を踏まえまして。

私達が取るべき選択肢。

このような状況で私達はどのような道を選択すべきなのでしょうか。

それは意外とシンプルで、

両者で見ている方向が同じなのですから、

「乗っかりたい方に乗ればいい」

です。

三橋さんのように正論パンチを貫き通してもいいですし、

堀江さんのように合理性と人情をミックスした柔軟な道を選んでもいいですし、

むしろ「どちらかしか選んじゃいけない」といういわれもありませんから、

両方に乗っかってもいいわけです。

推しの政治家を応援する。

なんなら自分が政治家になる。

デモに参加して半分眠った政治家の目を覚まさせる。

自分が「カッコいい」と思える道を、選んで歩んでゆきたいですね。

 

と、いうわけで。

・減税を目指すなら財務省設置法や財政法を変える必要がある
・財務省解体デモは直接法律を変えるわけではない
・政治への働きかけが肝心である

この辺を押さえつつ、我がこととしてこの度の問題に関わっていけたらいいですね!

ではまた、世界の何処かで会いましょう。

さいなら。

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