私は今、文化的で洗煉された世界見聞を控え、中部国際空港に向かっとります。
飛行機の飛ぶ先はカンボジア。
の首都プノンペン。
社畜のみなさまには申し訳無いのですが、わたくしは寒い日本を脱出して、あたたたかい南国でバケーツョソを満喫させていただきますよ!
遡ること12年前
これは我が人生2度目のカンボジアです。
前回は12年前、僕がまだカッコよかった頃のお話です。

今見るとガラケーで撮った画質ってヤヴェーっすね。
「プレアビヒア」という寺院からの絶景が見たくて、行き先をカンボジアに決めました。
ほいで、ただただ金を搾り取られるばかりでは面白くないので、銀行口座作ってドル預金して、利息でいくらかばかしでも取り返そうぜ!
という資産運用の旅でもあったわけなのです。
利率は年利5%
12年前の当時からすでに日本は不景気で、銀行に預けても年利0.01%とかだったと思います。
そんな中でドル預金の金利は5%。
右も左もわからん海外の口座開設でしたが、挑戦してみる価値はあると僕は考えたわけなのですね。
ドル円レートは100円くらい
僕の記憶が確かならば、当時のドル円レートは今となっては驚愕の100円とかだったと思います。
今が150円前後ですから、金利以外に為替差益だけでも50%ほど資産が増えている計算になりますね。
預けたお金は3000ダラー
ドル預金用に用意したお金は3000ダラー。
当時はマネーパートナーズというFX会社が、「空港外貨引き渡しサービス」みたいのをやってました。
FXトレードで持ってる外国通貨を、空港で受け取れるという非常に便利で手数料も安いとてもよいサービスでした。
採算がとれなかったのか、今はなくなっちゃったみたいですけど。残念ですね。
日本円を3000ダラーも外貨両替したら結構なロスが発生するんですけど、マネーパートナーズさんのお陰でロスは最小限に抑えられたと思います。
休眠口座認定
なんやかんやで無事プノンペン商業銀行でドル口座開設を済ませた12年前のわたくし。
その後一切合切カンボジアに行くこともなく、銀行取引をすることもなく。
したらアッサリ休眠口座にされてしまいました。
特段に問題はなし
しかしながら。
たしか年5ドルくらいの口座維持手数料がかかるようになったとかはありましたが、
休眠口座になったからと言って、何か問題があるかっつーとそういうわけでもなく。
利息はつくし必要になったら引き出せるしで、休眠口座になってからもずーっと放置しておりました。
ついに政府が動き出した
したらとうとうカンボジア政府が怒り出したようで。
10年以上放置されている休眠口座は政府管理下にする
という大号令が出されてしまいました。
正直申しまして、
「政府管理下になる」
とは具体的にどういうことなのかよくわかっておりませんでしたが、
「なんかヤバくね?」
というフンワリとした野生のカンだけで僕は12年ぶりのカンボジア行きを決めたわけなのでございます。
それバカンスじゃないじゃん
そうです。
せっかく公用語勉強してるわけですし、ほんとはインドネシアとか行きたかったんですよわたしは!
でも、3000ダラーです。
やめてくださいそれを全額ボッシュートされたらショックで生きていけません。
わたしはカンボジア政府から3000ダラーを取り返すために、渋々カンボジアに行かなきゃならんのんですよ!
と、いうわけで。
まったく気乗りのしないカンボジア行き。
それゆえ日程もまるでやる気のない最小限2泊3日の弾丸ツアー。
まじでお金取り行くだけですからね。
行く前からもうすでに家に帰りたいですもん。
坂本教授に貸したボールペンかなんか返してもらうだけのためにアメリカまで2往復させられた浜田雅功さんも、
こんな気持ちだったかどうかは尻ませんが、
わたしの楽しいカンボジア旅行記、はじまり、はじまり。
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