Mail In a Box、諦めました

先日、遅いConohaVPSから速いConohaVPSに乗り換えまして、

どうにかこうにかメールサーバーのセットアップを終え、

無事にSPF！DKIM！DMARC！などなどをPASSする身分となったマグナムですが。

そうそう、過去の迷惑業者様達のお陰でメールサーバーはやることが増えたんですよね

マグナムメールサーバーもさきほどGmail宛でSPF DKIM DMARCをPASSするところまで到達

あと２，３回同じ作業繰り返したら手に馴染みそうだけど、

もう2度とやりたくねぇ🥴#ITするマグナム https://t.co/DH6VtqxQ3T pic.twitter.com/olswuPlYxj

— ょぅぃち46マグナム感無量🥴 (@soijoi_world) September 9, 2025

なんと直後にConohaまとめトクのトリックが露呈し、

無事、速いConohaから遅いConohaへとで戻ることになったわけであります。

サーバーを、ConohaVPSの遅い方に戻しましたよ…

先日、Wordpressブログやら仮想通貨の自動売買プログラムを早い方のConohaVPSにお引越ししたわけなのですが...

sea7.ojjisan.com

ただ、サーバーが遅いままでは都合も悪いですから、

新たな移転先を探さなければなりません。

ほいで知恵のあるいい大人なわたしが時間をかけて探したところ、

KagoyaCloudVPSが第一候補に。

移転先候補が絞れたので、

どんなもんかと試しにメールサーバーの再構築に取り掛かるのですが、

あんだけ苦労したメールサーバーのセットアップを、

この気持ちのまま繰り返したくはないなあと、

もう二度とやりたくねえ

そこで、

もっと簡単なメールサーバーはねぇかな

と探してみたところ、

たどり着いた答えが本日のテーマ、

Mail In a Box（以下MIAB）というわけなのであります。

　

MIABはセットアップが半自動

MIABのよいところは、私がなまら苦労したPostfixやDKIM、SSL証明書の一連のセットアップを、

ほぼ自動でやってくれるところです。

　

MIABはUbuntu

MIABは、Ubuntu専用です。

私が使い慣れているCentOSとかAlmaLinuxではセットアップできないということなので、

OSはUbuntuを選択することにしましたよ。

　

　

UbuntuはDebian系

UbuntuはDebian系です。

私が今まで使ってきたCentOSやAlmaLinuxなどはRedHat系です。

何が違うのかは正直詳しいとこまでは尻ませんが、

操作方法の8割は同じだけど、

2割くらいのとこで「あれ？」ってなる感じですかね。

九州の人と東京の人が、意思疎通は可能だけど、たまに

「なんじゃそりゃｗ」

みたいな方言が出る感じでしょうか。

方言って、初見（初耳？）でも、ある程度予測がきくじゃないですか。

それでも福岡人の

「ガーバエスカマジアレー！」

って方言は予測が働かんくらいマジわからんかった。

　

MIABは繊細

先ほどMIABは半自動で七面倒臭いメールサーバーのセットアップをやってくれると言いましたが、

半自動にするためには環境を整えてあげる必要があります。

あれして、これして、これしないで、あれしないで、

と結構注文が多いです。

そして、その注文から少しでも外れると、

「もうやんないｗ」

とヘソを曲げてしまします。

そうです、半自動を実現するために、手作業で手間暇かけてお膳立てをするのです。わはは！

　

MIABはUbuntuバージョン22を要求する

早速MIABのセットアップに取り掛かりますが、いきなりエラー。

This script may be used only on a machine running Ubuntu 14.04, 18.04, or 22.04.

この時の最新の安定版はバージョン24。

新しいの使いたいじゃないですか。

なのに、MIABは、前のバージョンの22を使えとゆいます。

　

不本意ながら、バージョンを落とす

本当は最新バージョンを使いたかったのですが、

MIABがセットアップできないということなので誠に不本意ながらUbuntuのバージョンを下げます。

　

最初OS再インストールの仕方がわからず、

「サーバー新規契約しなきゃだめなん…？」

「IPアドレスまた変わるん…？」

と、私の顔面はラブライブBlu-ray 9th aniversary Forever Edision Box

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になりかけましたが、管理画面の初期化からいけました。

　

MIABはクリーンなOSを要求する

セットアップ開始画面で、

「インストールしたばかりのOSを用意してね」

と言われます。

私は若干「なんで？！」と思いましたけれどもね。

メールサーバー専用機にしろってことらしいんですが、

WebサーバーでWordpressとか仮想通貨の自動売買動かしたい私のような人はどうすれば？

　

MIABはSSHの停止を要求する

ChatGPTの手順ですが。

一時的に止めるのかと思ったら、

「作業時など必要な時以外は止めろ」

とのこと。

　

Kagoyaの管理画面からSSHをオンにして、

SSH繋いで作業して、

不要になったらSSHをオフにして、

なーんて七面倒臭いことやってられませんよね。

　

MIABはNginxでポート80/443を占有する

えぇ…

　

MIABはようわからんエラーで殴ってくる

MIABは、私のような人畜無害温故知新鳥獣戯画で友好的なUbuntuユーザーに対しても、

英数字記号の羅列という暴力でぶん殴ってきます。

ｱﾊﾟﾊﾟﾊﾟｱﾊﾟﾊﾟ

Mail-in-a-Box Version: v73-3-g2d0ca67

FAILED: add-apt-repository -y ppa:duplicity-team/duplicity-release-git ----------------------------------------- Traceback (most recent call last): File "/usr/bin/add-apt-repository", line 364, in sys.exit(0 if addaptrepo.main() else 1) File "/usr/bin/add-apt-repository", line 347, in main shortcut = handler(source, **shortcut_params) File "/usr/lib/python3/dist-packages/softwareproperties/shortcuts.py", line 40, in shortcut_handler return handler(shortcut, **kwargs) File "/usr/lib/python3/dist-packages/softwareproperties/ppa.py", line 82, in init if self.lpppa.publish_debug_symbols: File "/usr/lib/python3/dist-packages/softwareproperties/ppa.py", line 120, in lpppa self._lpppa = self.lpteam.getPPAByName(name=self.ppaname) File "/usr/lib/python3/dist-packages/softwareproperties/ppa.py", line 107, in lpteam self._lpteam = self.lp.people(self.teamname) File "/usr/lib/python3/dist-packages/softwareproperties/ppa.py", line 98, in lp self._lp = login_func("%s.%s" % (self.module, self.class.name), File "/usr/lib/python3/dist-packages/launchpadlib/launchpad.py", line 494, in login_anonymously return cls( File "/usr/lib/python3/dist-packages/launchpadlib/launchpad.py", line 230, in init super(Launchpad, self).init( File "/usr/lib/python3/dist-packages/lazr/restfulclient/resource.py", line 472, in init self._wadl = self._browser.get_wadl_application(self._root_uri) File "/usr/lib/python3/dist-packages/lazr/restfulclient/_browser.py", line 447, in get_wadl_application response, content = self._request(url, media_type=wadl_type) File "/usr/lib/python3/dist-packages/lazr/restfulclient/_browser.py", line 389, in _request response, content = self._request_and_retry( File "/usr/lib/python3/dist-packages/lazr/restfulclient/_browser.py", line 359, in _request_and_retry response, content = self._connection.request( File "/usr/lib/python3/dist-packages/httplib2/init.py", line 1725, in request (response, content) = self._request( File "/usr/lib/python3/dist-packages/launchpadlib/launchpad.py", line 144, in _request response, content = super(LaunchpadOAuthAwareHttp, self)._request( File "/usr/lib/python3/dist-packages/lazr/restfulclient/_browser.py", line 184, in _request return super(RestfulHttp, self)._request( File "/usr/lib/python3/dist-packages/httplib2/init.py", line 1441, in _request (response, content) = self._conn_request(conn, request_uri, method, body, headers) File "/usr/lib/python3/dist-packages/httplib2/init.py", line 1363, in _conn_request conn.connect() File "/usr/lib/python3/dist-packages/httplib2/init.py", line 1153, in connect sock.connect((self.host, self.port)) TimeoutError: [Errno 110] Connection timed out

　

ppaエラー？？

root@mail:/opt/mailinabox#
ping launchpad.net PING launchpad.net(launchpad-net.ps5-frontend-0.canonical.com ()) 56 data bytes ^C --- launchpad.net ping statistics --- 62 packets transmitted, 0 received, 100% packet loss, time 62474ms root@mail:/opt/mailinabox# curl -I https://launchpad.net HTTP/1.1 200 OK Date: Wed, 17 Sep 2025 19:42:43 GMT Server: gunicorn x-powered-by: Zope (www.zope.org), Python (www.python.org) content-security-policy: frame-ancestors 'self'; Content-Type: text/html;charset=utf-8 strict-transport-security: max-age= Vary: Cookie,Authorization x-content-type-options: nosniff x-frame-options: SAMEORIGIN x-launchpad-revision: x-xss-protection: 1; mode=block x-vcs-revision: x-request-id: - Age: 53 X-Cache: HIT from juju-9-prod-launchpad-29 X-Cache-Lookup: HIT from juju-95-prod-launchpad-29:3128 Via: 1.1 juju-98d295-prod-launchpad-29 (squid/4.10)

　

なんか、IP6が悪さしてるようなので、

IP4のみに制限すればいいとか、悪いとか？

方法A: 環境変数で IPv4 強制

sudo apt-get -o Acquire::ForceIPv4=true update
sudo apt-get -o Acquire::ForceIPv4=true install software-properties-common
sudo env DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -o Acquire::ForceIPv4=true install -y python3-software-properties
sudo env DEBIAN_FRONTEND=noninteractive add-apt-repository -y ppa:duplicity-team/duplicity-release-git

方法B: システム全体で IPv4優先
/etc/gai.conf を編集
precedence ::ffff:0:0/96 100
sudo systemctl restart networking
add-apt-repository -y ppa:duplicity-team/duplicity-release-git

方法C: 手動で PPA を追加（IPv4環境前提）
sudo sh -c 'echo "deb http://ppa.launchpad.net/duplicity-team/duplicity-release-git/ubuntu jammy main" > /etc/apt/sources.list.d/duplicity.list'
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 8C718D3B5072E1F5
sudo apt -o Acquire::ForceIPv4=true update

ChatGPTは次から次へと解決法を提案してくれます。

それらの英数字記号の羅列を見たわたしの顔面は、

Blu-rayスレイヤーズ デジタルリマスターBox。

わたしはMIABを諦めた。

　

MIABを諦めた

何となく、Ubuntuが楽しくなかったってのもありましてね。

この問題に本腰入れて立ち向かってゆく気力がわかなかったのです。

ほいで結局、MIABは諦めることにしましたよ。

だって楽しくないんだもん。

ChatGPTにそのことを伝えたら、

　

「私もそう思ってた」

だってー。

　

簡単セットアップMIABは、簡単じゃなかった

簡単にメールサーバーをセットアップできそうに見えたMIABですが。

結局わたしにとって、それは全然簡単ではありませんでした。

慣れてないせいもあると思いますが、

Ubuntuも触っていて何だか楽しくなかったですし。

そんなわけで、MIABはやめて、

結局またあの七面倒臭いメールサーバーのセットアップを繰り返すことになりました。

大丈夫！

一回できたことは、次もできる！

　

と、いうわけで。

以上、MIAB諦めたぞ―＼(^o^)／でした。