先日、堀江貴文さんのインフレ減税論について、三橋貴明さんが反論というか、訂正を推奨する動画をYoutubeにアップしていました。
僕は堀江さんも三橋さんも尊んで敬っておりますため、一体どちらに理があるのか判断に悩んでしまうわけなのですね。
そんなわけで本日は、お二人のインフレ論について高卒なりに考えてみようと思いますよ。
堀江さんのインフレ論
堀江さんは、
「減税して自由に使えるお金を増やしたら、購買意欲が高まって、余計インフレになるよ?いいの?」
という主張をしています。
確かに、お小遣いが増えれば、
旅行行こう
美味しいもの食べよう
スマホ買い替えよう
みたいに、消費が促されるわけですから、
減税→インフレという連想は「一理ある」と思える理屈です。
それに対し三橋貴明さんは。
三橋さんのインフレ論
三橋貴明さんは、インフレにも種類があると主張しています。
コストプッシュ型インフレ
と、
デマンドプル型インフレ
です。
コストプッシュ型インフレとは
日本の景気の良し悪しに関わらず、世界的な情勢で物価が上がるインフレを、コストプッシュ型インフレと言うそうです。
日本でどんなに頑張っても、抗うことのできないインフレってことですかね。
デマンドプル型インフレとは
一方で、国内景気がよくなり、旺盛な購買意欲により物価が上がるインフレをデマンドプル型インフレと言います。
今の日本はコストプッシュ型インフレ
今の日本は、ロシア-ウクライナ戦争やイスラエル-イランを軸にした中東情勢、中国-アメリカの関税貿易合戦により、資源、食料、エネルギーなどの物価が世界的に高騰しています。
つまり、コストプッシュ型インフレです。
健全な需要と供給のバランスで起こるインフレ(デマンドプル型)であれば、
減税はインフレを加速させてしまうので悪手です。
なので、デマンドプル型インフレ時の減税は三橋さんも反対です。
しかしながら、現状はコストプッシュ型インフレです。
需要が供給を上回っているわけではないので、インフレ加速を心配するよりも、
減税して個人家計が使えるお金を増やし、個人家計を楽にする方がずっと大事である。
三橋さんはそのように堀江さんに反論し、
減税を推奨しているわけなのですねー。
三橋さんに理がありそうだ
堀江さんは、インフレの例に「バブル時代」を引き合いに出しておりました。
確かにあの時代は「デマンドプル型インフレ」だったのだと思います。
現状コストプッシュ型インフレの時代に、デマンドプル型インフレを引き合いに出しているわけですから、
前提が間違っているということになります。
前提が間違っていれば、正しい結論を出すこともむつかしくなります。
つまるところ、この件に関しては三橋さんに分がありそうだ。
それが今日の僕の結論であります。
堀江さんの主張の全体像
ただですね、あくまでも
「インフレに関する意見においては、三橋さんに理がありそうだ」
という限定的な部分での所感です。
財務省デモに関する別動画を見ると、堀江さんはより大きなビジョンを持って話をしております。
それらも含めて考えるとまた違った結論になる可能性もありますので、
次回以降、またそのへんも小さな脳味噌ひねって考えてみたいと思いますよ!
と、いうわけで。
以上、コストプッシュ型インフレ時は、なんだか減税路線でもよさそうだぜ!でした。
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